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08年08月23日
オーストラリア生活情報 - MEDICAL CARE
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外国で病気になるのは心細い。それが手術や入院であればなおさらのこと。
この国の医療制度をあらかじめ理解しておけば、いざというときにも必要以上に心配せずに対処できるはず。
一般開業医(GP)と医療システム
一般開業医(General Practitioner=GP)は内科、小児科、産婦人科などすべての分野の診察を行う。
一般的な症状の場合はGPに処方箋をもらい、薬局で薬を購入する。
診察を受けるには必ず電話で予約すること。専門医(Specialist)の治療が必要と診断された場合は、
ここで専門医を紹介してもらう。GPはファミリー・ドクターや主治医と呼ばれる存在なので、
安心して健康管理を任せられ、話しやすく信頼できる医者を探すこと。
また、数名のGPが集まり開業している診療機関をメディカル・センターという(Medical Centre)。
基本的には個人のGPと同様に診察のみの機関となるが、場所によってはX線などの設備も併設している。
●専門医
専門医での診察は基本的にGPからの紹介状が必要。これがなければメディケアの適用が受けられない。
予約は少なくとも1週間先となるので、緊急の場合はGPに頼んで優先的に予約してもらう。
手術・入院が必要な場合は、さらに病院を紹介されることになる。診断が不満なときや、複数の医師による
診断を望む場合は、GPに事情を話して別の専門医を紹介してもらおう。
●病院
病院は主に緊急の場合や入院・手術が必要な場合に利用される。病院は総合病院、専門医のクリニック、
さらに公立と私立の両方がある。総合病院には24時間態勢の救急病棟(Ca sua lt y)が設けられ、日本の
救急病院の役割を担っている。また、病院の利用は救急車(Ambulance)で運ばれるなどの緊急時を除いて
は、専門医と同じくGPによる紹介が必要だ。
歯科医
歯科医(Dent i st)にメディケアが適用されないため、民間医療保険に加入する必要がある。
治療費が高額なため、何カ月もかけて治療するということはなく、たいてい1、2回の通院で治療が終了する。
他の西欧諸国と同じく歯のケアを重要視するオーストラリアでは、歯医者は治療するよりも予防するためと
考える人も多く、歯石や歯垢の除去も比較的頻繁に行われる。歯科矯正の技術も非常に発達している。
**メディケアとはオーストラリア国民と永住者を加入対象とした医療保険で、診察・検査・治療費など、政府規
定料金(Schedule Fee)の85%がカバーされる。なお、一時滞在者は民間の医療保険に加入しなければならない。
オーストラリアは医薬分業のため、特別なもの以外、薬はすべて薬局(Chemist)で購入することになる。
ただし、抗生物質や血圧の薬、強い鎮痛剤などの購入は医師の処方箋が必要となる。処方箋なしで買うことが
できるのは、一般的な風邪薬や咳止め、解熱剤、胃腸薬など。薬の代金はメディケアが適用されないので注意しよう。
入院
病院は完全看護で、病院のスタッフも親切なので快適だ。中には、図書室があったり、子どものために
遊んでくれるスタッフがいる病院もある。また、入院患者の身体を甘やかしたりせず、症状悪化の可能性が
ない場合は、すぐにシャワーだのリハビリだのと身体を動かすことを要求される。入院期間も短く、単純な盲
腸の手術だと入院期間は3日程度、胆石も手術技術の進歩により4〜5日の入院ですむ。入院の準備も、
パジャマ、下着、洗面道具など身のまわり品と保険証があればよい。あれば便利なのがスリッパとリップ・クリーム。
リップ・クリームは熱を出す人には必需品だ。入院時には、詳しく病歴を聞かれるので、あらかじめまとめ
ておくとよい。通訳も病院に頼めば手配してくれる。
手術
手術の前に必要な血液検査などはGPが行うので、入院までに必要な検査は終わらせておくこと。検査が完了していないと、
いくら手術日が決まっていても医師は執刀してくれない。麻酔は麻酔専門医が行うため、事前にアレルギーなどの体質
や病歴調査が行われる。手術当日は、麻酔専門医が病室で麻酔処置を施し、麻酔が効いてきたら手術室に移動する。
手術後は経過を観察するため一定期間回復室に移される。患者が意識を取り戻すと、簡単な問診とどんな処置を行った
かの説明がある。傷口が開く可能性がなくなり、痛みがコントロールできるようになると、病室に戻される。
執刀医や担当看護婦に心付けを渡す必要はないが、感謝の気持ちを表したいというのであれば、花やカードを贈ってみては。
入院と医療保険
海外旅行傷害保険の場合、持病や妊娠に関する治療はカバーされない。民間医療保険に加入していても持病の場合は
すぐに保険がきかないことが多く、過去に発病した病気が6カ月以上経って再発した場合も適用されないことがある。
医療保険に入っていない場合は保証金(D ep o sit)が必要だし、私立病院の場合は民間医療保険に入っていても、
退院時には差額を支払わなければならない。
通訳サービス
移民の国オーストラリアでは、英語を話せない人たちのため通訳・翻訳サービスが充実している。特に連邦政府が提供する
TIS(Translating and InterpretingS e r v i c e)は、年中無休、24時間対応で電話による通訳サービスを行っている(13-1450)。
料金は医療目的(メディケア保持者のみ適用)や非営利団体の場合は無料、そのほかの場合は内容によって料金が異なる。
手配に時間がかかることがあるので、事前に予約しておくとよい。
医者のためのDoctors Priority Line(1300-131-450)は優先処理されるので、その旨を伝えよう。
**本サイト掲載情報は2007年12月現在のものです。掲載情報は変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。
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